2008年3月6日木曜日

次世代広告

この本が発売されたのは、去年の7月末だっと思うけど、大学院のテスト期間だったにも関らず、すぐさま本屋に駆け込んでこの本を買ったのを覚えている。

この本は、日頃大変参考にさせていただいている広告系ブロガーであるAd Innovatorの織田氏mediologicの高広氏日経の特集でおなじみの須田氏、さらに次世代広告テクノロジーに関る広告マンの方々といった、インタラクティブ広告の分野の第一線で活躍されている広告マンの方々によって書かれている本で、現在の広告テクノロジー、そして未来の広告のあり方について書かれている一冊。広告業界やメディア業界を目指している学生は、必読だと思う。


あと、〆の湯川氏の「新メディアをマネタイズするための広告」という記事のとても面白かった。

「検索という一種のメディアと、検索連動型広告という新種の広告手法がカップリングされて、1つの時代を作り出したのだ。つまり、1つのメディアの時代を形成する不可欠な要素とは、広告なのである。」



2008年3月5日水曜日

金融リテラシー

出す本出す本がベストセラーのなる勝間和代さんの、金融リテラシーに関する新書。


この本の凄さは、わずか230ページの新書なのに、金融リテラシーの必要性から、金融商品ごとの説明、さらに実際に行動に移すにはどうしたらいいかまで、最初の一歩を踏み出したい初心者が知りたい内容を簡潔かつ丁寧に解説してくれている点。


この本のおかげで、大学院時代大嫌いだった金融について勉強するモチベーションが沸いてきた。高校生からでも読めると思うし、大学生や自分と同じ年代の社会人の方にも、お勧めな一冊。


ネクスト・ソサイエティ

大学2年生(2003年)の時に読んで、大きな衝撃を受けた本。その後、大学3年時のゼミ選びも、その後大学院進学も、この本の影響によるところがかなり大きいと思う。めぐり合うことができて、良かった一冊。



・日本では、誰もが経済の話をする。だが、日本にとっての最大の問題は社会のほうである。


・ネクスト・ソサイエティは知識社会である。知識が中核の資源となり、知識労働者が中核の働き手となる。知識社会としてのネクスト・ソサイエティには、三つの特質がある。第一に、知識は資金よりも容易に移動するが故に、いかなる境界もない社会となる。第二に、万人に教育の機会が与えられるが故に、上方への移動が自由になる社会となる。第三に、万人が生産手段としての知識を手に入れ、しかも万人が勝てるわけではないが故に、成功と失敗の並存する社会となる。

これら三つの特質の故に、ネクスト・ソサイエティは、組織にとっても一人ひとりの人間にとっても、高度に競争的な社会となる。


・年金と移民の二つの問題が、先進国の政治の様相を大きく変えつつある。


読み返すたびに、常に新たな衝撃を与えてくれる良書。


2008年3月4日火曜日

ザ・マーケティング

本の整理をしていて、久しぶりにKotler&Kellerの"Marketing Management"を開いてみた。大学院1年目に大変お世話になった教科書だけど、そういえばこんなこと勉強したっけなって感じで・・・かなり忘れている状況orz 


なんと言っても、12th editionからは、Kellerも加わり、ブランドに関しても詳細に述べられている。


Branding is all about creating differences.


お堅い本かと思うけど、世の中の流行も取り入れられえていて、メトロセクシャルのiconとしてベッカムが登場したり、ダイレクトマーケティングの章では、最もホットなエリアとして、検索連動型広告(search-related ads)が紹介されていたり、新しい動向もきっちとカバーしているあたりがさすがコトラー。


厚くて、重いけど、今後もずっと持っていたい一冊。

2008年3月1日土曜日

放送と通信。

新動画時代・メディアが変わる(仮)
2008年3月21日(金) 午後10時00分~11時28分 総合テレビ


面白そうなので。



個人的には、引越しに際して、

to buy a TV set or not to buy a TV set, that is the question...



追記 3月20日

参考までに
野村総研 『2015年のメディア・コンテンツ産業』

池田信夫blog 「世界一優秀な日本のテレビ局」